南米のサッカー大会 リベルタドーレス

コパ・リベルタドーレスは南米サッカー連盟に所属するクラブチームが南米で1番を競うサッカー大会です。国同士の争いも激しいですが、それ以上にクラブチーム同士の争いもかなり激しく行われています。それぞれの国内リーグで優秀な成績を残したクラブチームだけが参加するため、常にハイレベルであり世界に羽ばたく選手もこの大会での活躍をきっかけに誕生することもよくあります。国別で見ていくとアルゼンチンが最も強く、24回の優勝を誇ります。ブラジルのクラブチームは18回優勝しており、60回程度の開催の中で大多数をブラジルとアルゼンチンが占めている状況です。

南米のサッカー大会で最も権威のある大会とも称されていますが、元々はヨーロッパで同じような大会が開催されたことやヨーロッパと南米のチャンピオン同士が対決しようという話がヨーロッパ側から出たことが創設のきっかけです。ヨーロッパのチームと対決するというモチベーションもあり、毎年冬になると日本でそれぞれの代表が雌雄を決する光景が見られてきました。最も白熱するのが同じ国同士の決勝戦です。過去に2回ブラジルのチーム同士が決勝を戦っており、絶対に負けられない試合ということもあって会場はかなり白熱した状況になっていました。

南米のサッカー大会 スダメリカーナ

コパ・スダメリカーナは南米のサッカー大会の1つであり、コパ・リベルタドーレスに出場できなかったクラブチームの中で雌雄を決するサッカー大会となっています。出場枠は各国で違い、ブラジルは8つも存在します。ブラジルの場合コパ・リベルタドーレスに出場できるチームが多く、リーグ戦で6位でも出られるような状況にあるためスダメリカーナではブラジルのカップ戦での結果に応じて出場できるチームが決まります。ただここで優勝をすれば来年のコパ・リベルタドーレスに出場できるため、多くのチームはそこを目指してこの大会での活躍を誓います。

日本でなじみ深いのはこの大会の覇者が日本に招待され、毎年8月に日本のカップ戦の優勝チームと対決するためです。2008年から開催されており、日本のカップ戦優勝チームのホームで試合が行われます。対戦成績は若干日本がリードしていますが、PK戦によって優勝が決まった試合が3試合含まれるなど90分の試合で見ればほぼ互角です。2017年の大会では飛行機事故によって監督や主力選手を失ったブラジルのチームが来日したことで義援金を渡し、試合終了後には日本のサポーターがポルトガル語の横断幕で激励するなど感動するシーンも見られました。