南米王者を決める コパアメリカ
ヨーロッパの場合はEURO、アジアの場合はアジアカップなど各大陸ごとにナショナルチームの大陸王者を決める国際サッカー大会が開催されていますが、南米の大陸選手権に該当するのがコパアメリカです。世界で最も古くから開催されている大陸選手権で、ブラジルとアルゼンチンを優勝候補としてコロンビアやウルグアイが挑戦するという構図が長く続いています。
コパアメリカは世界的に見て非常に開かれたサッカー大会で、開催されるたびにほかの大陸からナショナルチームを招待国として呼び寄せています。招待国となったチームはハイレベルな南米のサッカーを体験することができてチーム強化に役立つだけでなく、南米諸国とのパイプを作る機会にもなります。過去にはアメリカやメキシコ、コスタリカなどが招待国となったほか、日本代表も1999年大会に招待されて出場しています。そのときはグループリーグで敗退してしまいましたが、ペルーを相手に2ゴールを決めてボリビアには引き分けるという2002年のワールドカップ自国開催に向けた大きな強化になりました。
コパアメリカは南米のサッカー選手にとって名誉な大会でもあり、ワールドカップと同じ意気込みで臨んでいるのです。